[ 賞味期限の年月表示化(大括り化) ]実践編03事業者・さまざまな企業でできること賞味期限を「年月日表示」から「年月表示」に変更することで、フードサプライチェーンでの取扱いを簡素化することにつながります。賞味期限が 3 か月を超える食品については、年月表示が可能。賞味期限を年月で表し、年月の後ろに製造日ロット記号を記載します。◆ 賞味期限の「年月表示」■ 賞味期限 年月表示例◆ 容器包装や製造方法の改良で賞味期間を延長詳細はこちら 消費者庁ホームページ「食品期限表示の設定のためのガイドライン」詳細はこちら キユーピー株式会社ホームページ市販用介護食品は品目数が多く賞味期間が比較的長い(12 か月又は 18 か月)ことから、「年月表示」により、流通から店頭までの取扱いを簡素化しています。あわせて賞味期限を延長することにより、返品や廃棄の削減にも寄与しています。酸素を通しにくい多層容器や、植物油中に溶け込んでいる酸素を限りなく取り除いた「おいしさロングラン製法」など、様々な工夫をしています。製造工程中の酸素を減らす新製法を開発し、いくつもの技術を組み合わせることで、賞味期間を更に延長させることが可能になりました。資料提供:キユーピー株式会社食品期限表示の設定のためのガイドライン(令和7(2025)年3月公表)も参考にしてみましょう。本ガイドラインは、食品関連事業者が取り組むべき内容として、安全係数について、食品の特性等に応じてできるだけ1に近い適切な設定を促すことなどを盛り込んだものとなっています。様々な技術などを組み合わせることで賞味期間を延長[ 変更前 ] 年月日表示 一例POINT[ 変更後 ] 年月表示 一例133
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