食品ロス削減ガイドブック_2023
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ものが、どこで生産されて、フードサプライチェーンを経由して食卓まできているのか。子ども食堂などに食べ物を提供するフードバンクやフードドライブが考えると地域に関心をもつ契機となります。東京都の千代田区三番町にある東京家政学院大学で家庭科教員を目指す学生さんたちは、千代田にちなんだ「江戸エコかるた」をつくって、「現代も学ぶエコ飯、江戸の食」と地域の歴史をしって食品ロス削減を呼びかけました。開発協会では持続可能な社会をつくる教育を①地域とつながる ②人とつながる ③歴史とつながる ④世界とつながる ⑤参加すると整理しています。令和2年度、消費者白書では【特集】つくる責任、つかう責任、減らす責任〜食品ロス削減―持続可能な社会のために〜が組まれ、消費者の人や社会・環境に配慮した倫理的消費行動「エシカル消費」や事業者の「消費者志向経営」がとりあげられています。食品ロス削減は、「消費者」対「事業者」、あるいは「行政」対「事業者」という対立の構造では、推進できません。持続可能な社会の形成に向けてそれぞれが社会的責任を自覚する「協働」のモデルで、SDGsの目標12や目標3とも関わり、また新型コロナウィルス感染症対策の緊急事態宣言で発生した農産物の食品ロスを削減する活動など、注目度が高まってきています。このタイミングでさらなる展開がされるように、地域からの消費者市民社会づくりをもりあげていきたいものです。COLUMN

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